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テーマ:雑誌休刊の裏側

雑誌の構造不況

有名雑誌の休刊が相次ぎ、話題になっていますね。
月刊現代(ジャーナリズム)、プレイボーイ(アメリカポルノ)、ロードショー(映画)、主婦の友(家計)、ヤングサンデー(漫画)、GRACE(ファッション)など、さまざまなジャンルで、さまざまな出版社で、討ち死にが続いています。

中央公論(ジャーナリズム)や新聞社系週刊誌でも、同様のうわさが飛びかっています。
ちなみに、止めてしまうのに「休刊」というのは、取次ぎ(流通)の問題です。いったん廃止すると、流通にいる<出版コード>がなくなってしまうので、また新雑誌を出すときに、同じコードをすぐ使えるように、そのまま置いておくのです。

もちろん、廃刊というと格好が悪いので、あくまで「休刊」(ほぼ永久にだが)、と出版社がミエを張る部分もあります(笑)

雑誌の弱点とは?

雑誌文化は、70年代に大量消費社会の成長をバックにして、販売と広告の両輪の収入源を持つ、女性誌や情報誌はむしろ広告をとるための媒体、として花が開きました。
しかしネットの普及により、いくつもの弱点が露呈しました。

私がフリーランスのライターをしばらくしていた経験からすると、取材や編集に手間ヒマがかかる(効率が悪く、経費がかかり、したがって利幅が薄い)、スピードの遅さ(定期刊行物なので、読者が欲しいときにすぐに情報が入手できない)という弱点がもともとありました。

さらに最近は、用紙代の値上がり、制作側のレベルダウン(安いギャラが固定化し、若手が育たず。社員編集者は年功序列で高給取りだが、フリーはいつまでも同じ)、読者の好みの変化(紙メディアを読まない)などが追い討ちをかけたようです。

無料のホームページやブログがあるから、お金を出して雑誌を買わなくても済む、ネット技術はどんどん進歩してキレイに迫力ある画面をみれる、自分が参加もできる、などが他にもネットの長所としてあります。

そのほか、書店の返品制度も、問題点の1つと思います。
普通のビジネスなら、商品を仕入れて、売れなかったら自己責任で処分しますが、雑誌や本は売れなかったら出版社に返品自由です。つまり本屋がなんでも適当に仕入る傾向を招き、目利き・個性の不在、無責任がはびこり、出版社はいつも在庫の山を抱える状態に。しかし本屋の棚を確保するため止められず、埼玉県の雑木林には返品を置く倉庫がたくさんあります。結果的に、本屋もコンビニに追い込まれています。

「社会」から「個」へ関心がシフト

かつて一緒にお仕事した、週刊文春の名物編集長・花田紀凱氏は、「雑誌は、世の中のゴチャゴチャがぎゅっと1冊に詰まっているのが面白い」とよく話していました。

政治であろうが、ビジネスであろうが、サブカルチャーであろうが、ファッションであろうが、なんでもかんでもゴッタ煮になっているのが雑誌の醍醐味、との意味でした。

それからすると、雑誌の衰退は、「社会」よりも「個」に興味の中心が移っている証拠ともいえます。世の中で何が起きていても関心がない(自分には関係がない)、自分の半径5メートル以内だけしか見ない、「線」というより「点」の人間関係・つきあいが主流になっている気がします。

ジコチューが普通になってきているかも。

そうなると、雑誌のビジネスモデルも変えざるを得ず、これまで培った「取材力」「編集力」「人脈」「ブランド力」などを生かして、新たなモデルを構築する必要がありそうです。

このトレンドは単に出版社の問題だけではなく、他のビジネス・業界においても、パラダイム(大きな枠組み)の転換を迫っていると思います。

体力のあるうちにいち早く転換しないと、雑誌や本屋のようにジリ貧は免れないでしょう。


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