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社長日記

代表の伊藤が、これまでメルマガ「広告の達人」の中で、好奇心のままに書き綴った、 時事問題・政治・IT・旅行・スポーツ・ビジネスなどのエッセーをまとめています。

テーマ:3紙共同サイトが示す新聞の課題

新聞業界では画期的

日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞の3紙が、共同で設置したサイト「あらたにす」をじっくり見てみました。

「新S:あらたにす」は、<新(new)+s=NEWS>の意味、「新しくする」の古語だそうです。3紙のニュースや社説を、一度に「読みくらべ」できることが、最大のウリになっています。

これまで、「我こそは新聞界のリーダーなり」と、それぞれが唯我独尊の道をひた走っていた業界にあっては、画期的な出来事といえるかもしれません。

犬猿の仲(とくに販売の現場で)の読売と朝日を、経済中心でバッティングしづらい日経が取り持ったような形、といったら怒られるでしょうか?(笑)

新聞界の危機感が背景

このサイトが誕生した背景には、新聞業界の危機感があります。世界を見渡せば、新聞・テレビ・ネットなど多くのメディアを巻き込んだM&Aが、ものすごい勢いで進んでいます。

米メディアの名門「ダウ・ジョーンズ」社(「ウォールストリート・ジャーナルなど発行」ですら、昨年買収されてしまいました。直近では、米マイクロソフトがヤフーに買収を提案しました。

日本の新聞社は、株式が非公開で、買収される危険はないというものの、他人事ではありません。新聞社の傘下にあるテレビ局が、次々に外資やネット企業に株式買い占めを受け、追い詰められました。

新たな読者をつかめず、じりじりと部数を減らしていく中で、なんとか新しいメディアであるインターネットを有効活用して、打開策を探ろうという意図はよく理解できます。

優秀だが古いメディア

テレビやネットと異なる新聞の特徴は、記者の優秀さ、人材層の厚み、積み上げた情報網、調査報道、記録性などにあります。

これらは、他のメディアが一朝一夕に追いつけるものではなく、まだ優位性は揺らがないのですが、いかんせん体質が古くなってきています。

いつしかオジサン向けのメディアとなり、女性や若者にはそっぽをむかれてしまいました。このサイトでも、固いネーミング、「新聞案内人」の平均年齢の高さが、現状をよく示しています。

(私なら、デーモン小暮を入れてみる。ミュージシャンだが社会派で、自分の意見をしっかり持っている。ニュースキャスターの経験もあり)

サイトの中身をツラツラ眺めていると、朝日と読売の取り上げるニュース、記事の内容は、本当によく似ているなあ、と改めて感じます。ここに、毎日やサンケイが加わっても、それほど変わらないでしょう。

戦争へ新聞が率先して導いてしまったという反省から、「中立公平」を第一義としているうちに、幅広く取り上げ、「Aもあれば、Bもある」というバランスを常にとるクセがついてしまったので、個性が埋没してしまいました。

外国人からは、「日本の新聞の7割は同じ内容」と揶揄される始末で、こうやって読み比べても、つまらなさが先にたってしまいます。

たとえば、今行われている米大統領選で、アメリカの新聞は必ず「民主党を支持する」「共和党だ」と旗幟を鮮明にします。しかし日本の新聞が、「うちは自民党を支持する」「うちは民主党だ」ということは絶対ありえません。

新聞ごとの個性をもっと打ち出せ

かつてのように、皆が同じように幸せになれる時代ではなくなり、良くも悪くもメリハリを求められる状況にあって、自分たちだけキレイごとをいっているのは、もう無理なのかもしれません。

せっかく読み比べをしてほしい、と読者にチャレンジしているのですから、これを契機に、取り上げるニュース、記事の分析や意見で、もっと個性を打ち出して欲しいものです。

新聞社ごとの違いを際立たせて、通勤電車の中で、「俺は朝日の意見に賛成だな」「私は読売の考え方が好き」などと話題になるように、競って欲しいですね。

また、「この記者の書いた記事は、必ず読みたい」と思わせ、ファンがつくような、名物記者、スター記者の育成(これまではワザとしてこなかった)も必要だと思います。


日経新聞にこう売り込め!


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