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社長日記

代表の伊藤が、これまでメルマガ「広告の達人」の中で、好奇心のままに書き綴った、 時事問題・政治・IT・旅行・スポーツ・ビジネスなどのエッセーをまとめています。

テーマ:ブログ論壇

ネットが毎日新聞を揺るがす

「ブログ論壇の誕生」(佐々木俊尚、文春新書)という本を読みました。

かいつまんでいうと、インターネットの世界で爆発的に普及しているブログが、ただの日記を超え、意見や主張を述べ合う場として成長し、リアルな世界にも影響を及ぼすようになっている、という内容です。

たとえば、今夏の毎日新聞低俗記事事件(日本女性のはしたなさなどを有ること無いこと、豪人記者が毎日ネットで英語配信していた。その結果、ネットで非難が殺到し、大企業が新聞社への広告を停止した)。

スポンサー企業240社以上への抗議電話があり、毎日JPだけでなく、毎日本紙からも広告が一時消える騒ぎになりました。

既存の大手メディアを揺るがしたことで、マスメディアVSインターネット、世代間対立が浮き彫りになったとしています。ほかに、日経・朝日・読売新聞各社の「あらたにす」批判、ウイキペディアの記述を修正した北海道庁などの例が書かれています。

世代間とは、マスメディア支持が団塊世代など中高年、ネット支持がロストゼネレーション(就職氷河期に学校を出た30代)の意見対立をいいます。

誰でも意見の言える功罪

「論壇」というのは、従来は、学者や作家など知識人が社会問題に主張を述べて議論を重ねる場のこと。雑誌では「文芸春秋」「中央公論」「世界」などがそれらの場を提供していました。

近代ヨーロッパでは、サロンやカフェがそうした場でした。しかし、社会の多様化などで、前号に書いたように雑誌など「紙」媒体が力を失い、いまインターネットがその場を提供しつつあります。

ただ、ネットの場合、誰でも自由に匿名で主張でき、社会的な地位が関係なく、タブーもなければ、排除もされません。気軽であると同時に無責任も可能です。批判される側からすると、誰に対して反論や謝罪をすればいいのか不明、という特徴もあります。

意見が一方的になる「ネットイナゴ」現象(根拠の無い批判を集中して食い尽くす)なども起きています。論理的に構成しないと掲載されない「紙」メディアと違い、ネットでは「かわいそう」など感情に流れがちで、言いっぱなしになりがちな欠点もあります。

自分のスタンス、会社としての距離感を自覚すべき

これまでネットでの議論などは、「しょせん仮想の世界の話さ」と、現実とは別のように語られてきました。

しかし、共産党志位委員長の国会質問がユーチューブで3万回、ニコニコ動画で1万回閲覧されたり、07年参院選でニコニコ動画に、民主党小沢代表のオリジナルインタビューがアップされたり、政治を動かすほどの力さえ持ちつつあります。

アメリカの大統領選挙では、オバマ候補が億単位の寄付金をネットで集め、支持を広げています。韓国でも掲示板やメールによるネット選挙が原動力になりました。

著者によれば、日本の場合、30代には弱者・被害者意識があり、ディベート(討議)技術がなく解決策へつながらない、リアルな世間の抵抗であきらめやすいなどで、まだまだ発展途上である、とのことです。

とはいえ、これまで存在すらしなかったネット上での議論や主張は、ネットを使いこなす若者世代の成長によって、ますます広がるのは確実です。

06年末には、雑誌「JJ」のモデルが商品の感想をブログに書いて謝礼をもらった、と批判が集中されましたが、いまではこのスタイルをビジネス化して、利益を上げている会社すらあります。

リアルと違ってしがらみや慣習のない分、ものすごいスピードで変化していくネット世界に振り回されてはいけませんが、ネットに対しての自分のスタンス、会社として距離感・方向性などは常に意識して、少なくともウオッチはしたほうがいいと感じました。


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