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社長日記

代表の伊藤が、これまでメルマガ「広告の達人」の中で、好奇心のままに書き綴った、 時事問題・政治・IT・旅行・スポーツ・ビジネスなどのエッセーをまとめています。

テーマ:私のアフガン体験記その2

私のアフガン体験記その2


前回は、「私のアフガン体験記その1」でしたね。「いたましいアフガン
NGOメンバー殺害」「変装して出発」「国境の検問を突破できるか」な
どでした。

正面突破を試みる


国境の検問所を前に、しばらく立ちすくんでしまいましたが、いろいろ考
えた結果、正面突破でいくことにしました。

小さなリュックをゲリラに持ってもらい、手ぶらで、堂々と兵士の前を通
過することにしたのです。

「コソコソすると、かえって怪しまれるだろう」
との考えからで、まったくのポーカーフェイスを装い、素知らぬ顔をして、
歩き始めました。

「いきなり撃ってきたりはしないだろう」
と思いましたが、それでも銃口の前を横切るのは、とても生きた心地がし
ませんでした。

俺は渡哲也?


ゲリラは少し先をブラブラ歩いています。
すると、突然、脳裏に<渡哲也(俳優)>の顔が浮かびました(笑)

とくに好きだったわけでもないのですが、なぜか唐突にひらめいたのです。
「そうだ、今、俺は渡哲也だ」
と自分に言い聞かせ、彼になりきったつもりで、人を寄せ付けない迫力を
発散して、自信を持って歩くことができました。

あとから思えば、子どものころ、「太陽にほえろ!」や「西部警察」など
のTV番組でみていた、彼の格好よさが深層心理に影響を与えていたのか
もしれません。

自分を奮い立たせるために、擬人化(?)したのでしょう。
不思議な感覚でした。

結局、兵士は私を気にすることもなく、無事検問所の前を通過できました。

数頭のラクダを率いた隊商とすれ違い、大きな岩の陰に入って、検問所が
視界から消えたときは、思わず脱力して、座り込んでしまいました。


緑のシルクロードから廃墟の国へ


こうして私はアフガニスタンに入国しました。
アフガン側は当時、ゲリラの各勢力がそれぞれに競う、無政府状態だった
ので、アフガン側に検問所はありませんでした。

目の前には見渡すかぎりに茶色の風景、はげ山が広がっていました。
シルクロードの時代には緑豊かな土地だったそうですが、79年のソ連
(現ロシア)によるアフガン侵攻以来、ずっと戦争が続いたため、まった
く環境が破壊されてしまったそうです。

公共交通機関もなく、やはりピックアップトラックがバスの代わりに走っ
ていました。荷台に乗って、「ヤレヤレ」と思ったのもつかのま、舗装道
路は爆撃・砲撃による大きな穴がアチコチにあいていて、まっすぐ走れず、
蛇行を繰り返しました。

「あそこには村があったんだ」
とゲリラが近くを指しましたが、わたしには廃墟としか映りませんでした。
家々の壁には無数の弾痕が残り、土でできた建物はほとんど崩れ落ちてい
たからです。

一難去って、また一難。
しばらくいくと、突然小銃を持った数人のグループがバラバラとあらわ
れ、車に停止を命じました。
「すわっ、襲撃か?」
再び心臓がバクバクしてきました。

(つづく)

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