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社長日記

代表の伊藤が、これまでメルマガ「広告の達人」の中で、好奇心のままに書き綴った、 時事問題・政治・IT・旅行・スポーツ・ビジネスなどのエッセーをまとめています。

テーマ:インドみてある記その2

前回は、「インドみてある記」でしたね。
「久々のインド訪問」「急ピッチのモータリゼーション」「リキシャはそ
のままだった」などでした。

今日はその続きです。


ストリート・チルドレン健在

いよいよ空港からデリーの市街へ入りました。

片側2車線ある大通りで、信号待ちになったとき。
やってきました、あの人たちが・・・。

豊かな社会になったのなら、もう消滅したのかもしれないと、かすかな期待
をしていたのですが、そう簡単に貧富の差はなくなっていなかったのでした。

そう、ストリート・チルドレン。
略すと、<路上生活者><乞食>です。

裸足でボロをまとった子どもたちが、わらわらと窓ガラスめがけて走り寄
ってきて、
「ギブミー マネー!」
「ワン ダラー!!」
と手を伸ばしながら、口々に叫んできました。

「やっぱり彼らは健在か・・・」
とがっかりしたような、懐かしいような、不思議な気分に包まれました。


逃げ回っていた昔

初めてインドを訪問したとき、このストリート・チルドレンのアタックに
は仰天しました。

タクシーに乗って窓を開けていたら、車内にまで手を突っ込んでくるのです。
座席にいては逃げようもなく、
「ノー、ノー」
とおびえて、腰を引くのがせいぜいでした(苦笑)

道を歩いていても、手を伸ばしながら一緒に歩きながらついてきて、いつ
までも離れようとしません。レストランの中に入ってきて、各テーブルを
回ったりもします。

言葉のイメージからすると、街角にたたずんでいで、ひっそりを哀れみを
請う、という感じですが、インドの人々はものすごく積極的、行動的でした。

しかも、片腕がなかったり、ひどいと両足が無くて、体を引きずってある
いている人(子どもとは限らず)までいました。迫力が違うのです。

日本で見たことのない、悲惨(?)、壮絶(?)な光景に、私はただただ
驚いて、当時、彼らから逃げ回ってばかりいました。

他人に直接、手渡しでお金を恵むという方法に、戸惑いを感じていた部分
もあるかもしれません。渡さないと罪悪か?などと、なぜ私が悩むことも。

慣れてくると、
「自分があげたいときには、渡し、そうでないときには、そうする」
と、是々非々で望むことができるようになり、気持ちが楽になりましたが。


豊かさは誰の手に?

あとでわかったのですが、インド人が信じるヒンズー教では、
「富める者が貧しい者に分け与えるのは、当然のこと」
だそうです。

そのため、もらうほうにあまり躊躇がありません。
せっかく悩んで(?)お金を渡したのに、全員がウンともスンともいわず
に、黙って去ってきます。

「あれ?」
と違和感を覚えつつも、
「じゃあ、俺は<サンキュー>をいわれて、優越感に浸りたかったのか?」
とまたまた悩んでしまうのでした。

ともあれ、ふたたびインド名物(?)の洗礼を浴びました。

中産階級が富を蓄え、インド経済は大きく発展しましたが、その恩恵が全
員に行き渡るには程遠いようでした。人口14億人という途方も無い数の
人間が、一律に豊かになるのは難しいのかもしれません。

大昔からのカースト制度が、社会的、精神的にはいまだ厳然と残り(憲法
ではインド独立時に廃止されたことになっている)、生まれながらに職業
を規定され、乞食の子は乞食にしかなれない、という非情な現実がいまだ
にあるのも、大きな障害でしょう。

豊かさとは誰のためのものなのか?
改めて考えさせられました。

(つづく)

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