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社長日記

代表の伊藤が、これまでメルマガ「広告の達人」の中で、好奇心のままに書き綴った、 時事問題・政治・IT・旅行・スポーツ・ビジネスなどのエッセーをまとめています。

テーマ:インドみてある記最終回

前回は、「インドみてある記その7」でしたね。
「聖地ベナレスへ」「夜明けの沐浴をみにいく」「死を考えると、生を
考える」などでした。


アグラへ

 ベナレスをあとにし、またも夜行列車で、アグラへ向かいました。
1週間で3度の夜行列車はさすがにキツイ。

列車の中で、韓国人のグループ、日本人の女性2人組とあいました。
日本の観光地に韓国人旅行者が大勢来ていることは知っていたので、イン
ドにもくるようになったのだな、と合点がいきました。

ただ、彼らの場合、個人旅行者を見かけることはまずありません。
団体、もしくはグループ単位で、皆で仲良く旅行する、という感じです。
このあたり、日本人が団体で世界の名所にでかけて評判になった(「メガ
ネとカメラを持ったグループをみたら、日本人と思え」といわれた)60−
70年代を思い起こさせます。
国の成熟度からいって、だいたいそのあたりなのでしょうか。

日本人は20代半ばの小学校教師2人組でした。
見た目は小柄なかわいい感じで、アジアの各地を休みのたびに旅行してい
る、とのことでした。

90年代初めにインドを放浪していたころといえば、出会う日本人女性は、
デザイナーやカメラマン、料理人の卵たちが中心で、タイプも一癖も二癖
もあり、いわゆる「フツーの女性」はいませんでした。

「日本でも、インドがマニアだけでなく、広く世間に知られ、関心を呼ぶ
ようになったのだな」と感慨深いものがありました。

世界遺産タージマハール

アグラといえば、世界的に有名なタージマハールがあります。
インドがまだイスラム王朝(ムガール帝国)に支配されていた17世紀半
ば、皇帝が最愛の王妃の死を嘆き悲しんで、総大理石で20年、2万人を
動員して、そのお墓として建築しました。

宮殿と誤解している人が多いようですが、お墓なのです。白亜の大理石の
お墓というのは、日本人にはちょっと理解が難しいかも。皇帝は続いて隣
に、自分の墓を黒の大理石で作ろうとしたのですが、息子に「いい加減に
しろ」と幽閉され、未完に終わりました。

以前いったときは、ブラブラと散歩しながら低料金で入場でき、気軽に見
て回った(83年世界遺産登録なので、当時すでに登録済)のですが、経
済成長に伴って世界中から注目されるようになって、年間200万人が訪
れるようになり、警戒と管理が厳しくなっていました。

まず、環境保護のため、付近へ車の乗り入れ禁止。離れたところに車を止
め、電気自動車か徒歩で入り口までいかねばなりません。ゴミは捨て放題、
車やバイクがあふれ、トイレもろくにないのに、「環境保護?」とおもわ
ず突っ込みを入れたくなりました(笑)

次いで、入場料が高くなり、しかも外国人料金が設定されていました。
インド人は70円なのに、外国人は700円。なんと10倍!
日本人の感覚からいえばたいしたことのない値段ですが、物価の格安なイ
ンドではトンデモナイ高額です。(紅茶1杯30円、カレー定食150円)

もうかるとなったら、取れるところから取ってやろうという商魂が生まれ
てしまったようです。これも経済センスのなせるわざかもしれませんが、
余裕がなくなったようで、ちょっとがっかりでした。

まとめ

これまで8回にわたって、「インド見てある記」を書いてきました。
私が訪問したあと、世界的な金融恐慌が起き、経済状況は大きく変わって
しまい、インドもこれまでのような成長率は維持できなさそうです。

しかしいったん走り始めた経済開放路線は変わりようがなく、インド人も
豊かさを求めて、どんどん積極的にビジネスを展開するのは続くでしょう。

なんといっても中国を超える世界一の人口(14億人らしいが、統計がい
い加減で誰も正確に知らない)を抱え、安い賃金で英語ができるのは、大
きな武器です。中産階級だけで2億人いますし、どの街を歩いても、人々
のエネルギーに圧倒されます。

10年ぶりのインドは、「うるさい、臭い、暑い」の3拍子は相変わらず
でしたが、あちこちで明るい未来を予想させる現代化が進み、先進国並み
を目指そうとしているのが感じられました。

願わくば、得体のしれないふわふわした浮遊感覚、善も悪も飲み込んで渾
然一体となっている奥の深さ、何かトラブルがあっても「ノープロブレム」
を連発するアバウトさは、保ち続けてほしいものです。
(生真面目な日本人からすると、とても居心地のいい空気があるのです)

図体が大きいので、その歩みはゆっくりでしょうが、21世紀の大国に成長
する可能性は十分でしょう。今後も関心を持って、その実像をウオッチし
ていきたいと思います。

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