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PRキーマンとの出会い

必然だった古紙配合比率偽装

古紙配合率の偽装に開き直る

 大手製紙メーカーが、年賀はがきやコピー用紙、ノート用紙など再生紙について、古紙の配合比率を偽っていたことが問題になっています。

謳っている比率より、はるかに低い比率であり、とても再生紙といえないようなものまで、「リサイクル品」の美名のもとで、納品していました。

メーカーは、「古紙を多く配合して、高い品質を確保するのが技術的に難しかった」などと説明しています。

さらに、社長が辞任した日本製紙以外のメーカーは、
「古紙の値段が高くて、十分に手に入れられなかった」
「ユーザーは品質が高いものを安く手に入れられたのに、なぜ悪いのか?」と開き直っているようです。

昔の製紙業界の記憶・・・変わらぬ体質

日経の記者をしていたころ、製紙業界の担当をしていたことがあります。
(当時は古紙の値段が安くて、廃品回収のコストが捻出できないので、集めるのを止めているような状況だった)

この業界の特徴として、感じたのは、
「談合体質」
「値段がグチャグチャ」
の2点でした。

とにかく、外部から見ると、わかりにくい業界で、メーカーと卸の関係があいまい、ライバルとの苛烈な競争、それでいて仲間意識がありました。

日本の古い業界・流通機構を代表するようなところだな、と思った覚えがあります。

(ちなみに、新聞社は最大の顧客で、製紙各社とも新聞社担当が社長に昇格するケースが多い)
 
その後、合併再編がこの業界でも起き、多少業界のクオリティも改善されたか?と思っていましたが、今回の事件を見るかぎり、残念ながら、たいして変わっていないようです。

ウソをついたのが問題

どうやら製紙メーカーは、ゼニ勘定で問題を見ているようですが、危機管理の視点から見ると、問題なのは、「ウソをついていた」ことです。

相次ぐ食品偽装でも、
「誰も迷惑を被ったわけでもないのに、どうしてそんなに大騒ぎするのか?」と疑問を呈する意見があります。

しかし、今の消費者は、問題を起したことよりも、
「問題を隠していた、隠そうとした」点に厳しい目を向けています。

環境重視・エコ・リサイクルといった流行イメージに踊らされ、「自社だけ止めるわけにはいかない」と、密かにゴマカシを続けていったのでしょうが、結局バレてしまいました。

昨年の工場ばい煙の排出基準違反に続き、今回は、景品表示法、グリーン購入法などにも引っかかりそうで、単なる評判を落とすだけでは済まなそうです。

古い体質を残したままの状態では、こうした問題は、必然であったのかもしれません。


山口明雄のメディアトレーニング


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